■ 舞台後記 「私生活」 ■
<2003年9月21日〜28日>

私生活 

 

原作 *** ノエル・カワード
*** 加藤恭平
演出 *** 佐藤順一

 


■ 演出/エリオット・チェイス ■
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佐藤順一

沢山のお客様に観ていただき、心より喜んでおります。

13回のステージを、毎回新鮮な気持ちを忘れず、

真剣に楽しいお芝居を、と念じておりました。

さて現実ではどうか?

生の舞台の怖ろしさ、楽しさ、苦しみ、すべてがいっしょくたに

なって自分の上に襲い掛かったような八日間でした。

しかし概ねのところは、舞台の転換も含め、

キャスト・スタッフ全員が一丸となった

いい芝居が創れたと思っております。

今年は、十五周年ということで、二か月ごとの芝居造りに

チャレンジしております。

あと一本、11月の「二番街の囚人」

すごく面白い芝居になっております。

皆様是非、お楽しみに!!


■ アマンダ・プリン ■
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中野弘子

夫のビクターが最初にアマンダに言うセリフ。

「いいプロポーションだ」・・・・・・・・・・・・・!!

ここから、わたしのダイエット計画はスタートした・・・。

何度も挫折しかかったものの、ほんのすこ〜〜しは・・・・。

観客の皆様にどう見えたのか・・・(考えるのはやめよう)

日頃の努力がいかに大切か。よくわかりました。(遅い)

・・・今回の舞台、いろんなことがありました。

今年のばぁくうのハードスケジュールの中で、今回の芝居は

わたしに「芝居との関わり方」で、いつのまにか見失って

いたものを、気付かせてくれたような気がします。

さぁ、次の芝居に向けて、また新たな気持ちでがんばろう!


■ シビル・チェイス ■
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青木あつこ

何本も芝居をして、何十回もお客様の前で演じているのに

本番中に初めて気付く事があります。

初日を迎えて2〜3日後の第一幕、自分の台詞は頭の中

に出てくるのに、ふとそのひとつの台詞に違和感を感じて

しまいました。「本当にこの言葉を言いたいの?」

「本当にシビルの台詞?」「何か答えなきゃ」

そのシーンは稽古で何十回もやっているはずなのに

シビルとしての気持ちの掘り下げが甘かったのだと反省。

他人を演じる事の難しさを改めて実感すると同時に

奥深さが分かれば分かる程、芝居ってやめられないん

だよなぁ〜なんて思ったりもします。次こそはきっと!!

毎回芝居が終わる度に、きっとそう思い続けて行くんで

しょうね。何はともあれ「私生活」を観に来てくださった皆さん

有難うございました。


■ ビクター・プリン ■
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清水一彰

「私生活」私的な生活。素敵な生活?

公的な生活って、社会生活の事?

この芝居の主人公たちも、社会生活の中では、とりすました

穏やかな生活を過ごしているのでしょうか?それとも厳しい

現実社会の中で日々闘っているのでしょうか?

でも、そこに居たくないから「カナダへ行くよ」と言える

私生活が、とてもうらやましいと思うのは僕だけ?

いったいビクターは、どんな風にアマンダを口説いたのか・・?

ともあれ、ビクター・プリンという役。

初めてづくしの(キスシーン)楽しい舞台でした。


■ ルイーズ ■
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小貫かおる

ボンジュール!ルイーズです。

なんて言ってますが、最初、これまで全くといっていい程

フランスに接点が何もなかったので、なかなかルイーズの

イメージが固まらず、とまどいました。

が、結果、とっても楽しんでやらせて頂きました。

改めて、新しいものへの挑戦、そして積み重ねが

大事なんだとも思いました。それにお陰でいくつかの

フランス語も覚えられ、早速天神のCafeでつかってみて

通じた時は嬉しかったですねぇ〜〜っ。

日常生活の中では、やって不自然なことも、舞台上では

その不自然さを思い切り楽しむことができる。

それも芝居をやることの魅力の1つでもあります。

最後にこの舞台を通して、皆さんに出逢えたことを

幸せに思います。これからもよろしくお願いします。

ありがとうございました!!


 

■ 第一幕 ■

 

■ 第二幕 ■

 

■ 第三幕 ■

 

 
Staff
照明 冨山龍平
音響 西依奈起
美術 ryuHei
装置 坪内晋司
衣装 神田繭子
制作 山ア茂美

ご来場ありがとうございました!